仕事の振り返り&反省
はじめに
社内でのとある案件が炎上というか、変な誰からも使われない残念なシステムが出来上がりそう。こうなる前に引き返せたかもしれないし、もっとうまくやれた気がするので、どうしたら良かったのかを備忘のために書いておきたい。
案件の概要
- 上司が途中まで進めていた仕事
- 仕様は全然決まっていないけど、アーキテクト&ベンダーは確定
- 上司は去年(2018年)9月に退職 → お鉢が回ってくる
- 仕様を考えるのは、コンサルチームから一人派遣してもらえる
- エンドユーザとのやり取りも コンサルがやってくれる
- システム屋としてはベンダーとコンサルの間を受け持つ位とのこと
- 当初の目的
- センサーで取得したデータを見たいし、グラフとかも作りたい
- ユーザーが自由にカスタマイズできるページを作りたい
→ この2個目の目的を実現できるところがなかなか見つからず、ようやく見つかった今のベンダーに決定
- 開発体制
今の状況
- ベンダーの製品が思っていたほど使えない
- 「自由にユーザがカスタマイズできるようになりたい」ができない
- 例えばグラフの表示対象を変えたい、と思っても都度発注しないと行けない
- システムを使った業務フローを誰も思い描けていない
- きれいな言葉でのメリットはあるが、実業務に落ちていない
- 「この画面はこんな風に使ってほしい」はあるけど、実際の業務レベルでの細かい利用シーンを描けていない
- → 結果誰にとってもそんなに嬉しくない画面が出来上がる
- 思っていなかったステークホルダーが登場
振り返り
ということで、KPTで振り返りをしてみました。
Keep
- (社内的には)新し目のツールRedmineやAsana、Slackを使って課題管理やコミュニケーションをとれた。メールを書いたりエクセル作ったり、に比べたら変な時間を削減できた。
- システム開発側はいい感じのチームワークがあった。理由はなぞ。
Problem
- 社内での新規開発に関するタスクが見えない。結果、誰も全体の仕事を見通せず対応が後手後手になった。
- チームのミッションを共有できていないためやらされ感がある。
- 前任者は関係者への聞き取りを行っていて、ある程度業務フローを考えていたっぽい。けど、その資料は行方不明&引き継ぎも不十分だった。
- 「その製品を使って何ができるのか」を把握していないまま見切り発車したら、「これはできません」が多発した。
- ベンダーへの指示が曖昧になってしまった。自分たち自身が何を作るべきかを明確にできていないので、指示が二転三転したり、そこは汲み取ってほしかった(単位を表示したりするとか、グラフの意味を画面全体で揃えるとか)が発生してしまった。
- 新メンバー(PL任命された)の自主性を発揮する場を奪ってしまっている気がする、、、
- 進捗/定例会 の間が空くとどこまで進んでたっけ?ってなってタスクがそのへんに転がりだす。
- 偉い人たちへの説明時に発表者以外の当事者意識がなくお客さんになりがち。
Try
- ファイルサーバのルールを決める。
- フロントだけの紙芝居型のプロトを作る or 作ってもらってたら早い段階でできること/できないことを明確化する。
- プロトの段階でエンドユーザにお披露目し新しく意見を吸い出す
- 今回の開発の一連の流れを標準化して、新製品開発のタスクを明文化する。
- キックオフミーティングを行う
- うちの社内では人員がコロコロ変わるから厳しいかも?
- でもだったら余計に新規参入者に対してプロジェクトのゴールやメンバーを説明しないとだめ
- 「この仕事を通じてこうなってほしい」を伝える場
- 毎週月曜日の10時は進捗会議の日などと日を固定する。コンサルメンバーは出張のため定例が厳しいかもしれないけど、 都度リスケでもいいので定例的にしなきゃだめって意識を持つようにしたい。
- 会議の進行役は持ち回りでいいかも。発言する人が固定されるのを防ぐ&ファシリテーターの育成に繋がりそう
- 偉い人の会議の前には作業者が集まって軽く認識共有する。
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